medamaの日記

技術的な事をメインにしてみる。

初めにお読みください。

このGFSシリーズの記事は自分で書いた某blogからの移植となります。

初版は2009年3月8日ですので、RedHat5を前提としていますが、GFSというよりGFSのバックボーンの技術となるRHCS(RedHatClusterService)が微妙に改定されるので必ずRedHatのDocumentサイトにて詳細はチェックしてください。

 

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かなり前から旧BLOG(閉鎖済み)でGFSを取り上げていた。
そのおかげかどうか知らないけれど有名企業やら大学からのアクセスが非常に多かった。
(というほどのヒット数ではないのだけれども、旧Blogヒット数の大半は企業ベースからのアクセス)
なので、改めて最新版のGFS(GFS2は3年後に扱う予定。リリースされたばかりのFileSystemなんて使う気すらしない。)構築方法を掲載したいと思う。
ちらほら構築方法を見かけるがただ出来ました、うまく動かなかったけれどもたまたまこうしたら動きました、という情報ではちょっと怖いので。
ところで、間違いだらけのGFS、としたのは自分の書いた内容に嘘や誤解が多かったので自戒の念をこめて、である。

そもそもなんでGFS?である。
別にNFSでもいいんじゃない?と思う人も多いと思う。
はい、そういう人はNFSの欠点も良くわかっていると思うのでそのままつこてください。
何も恥じることはありません。
私もお金があるのであれば迷わずNetAppを選択するでしょう。
Parallel NFSというすばらしい技術が普及するのも遠い将来ではないでしょう。
ただ、NFS領域をCIFSでさらに公開する、なんて馬鹿げた事さえしなければ。

ここまで面倒な仕組みを導入するのではなく、もっとライトにサーバ同士でLocalHDDと同じ使い勝手でファイルを共有できないものかね、というのがGFS。
それも公開領域を10台、いや3桁台数のサーバで利用する場合はどうでしょう。
いわゆる一般的なNFSではすぐに破綻するでしょうね。
なのでNFSと比較にならないほどのスケールアウトを計ることができるのがGFSいやCluster File Systemなのである。
実際にGFSが3桁のサーバ台数で動いているというのは珍しい話ではありません。
GFSなんて信用ならん、というのであればOracleがフリーで公開しているOCFS(2)やSymantec(旧Veritus)Cluster File Systemもあるのでリッチな人はこちらをどうぞ。
リッチから程遠くて全く見えない位置にいる私にはCentOS+GFSで十分同じことができるのでこちらを選択する事にしました。
なお、既に4,5年前から使っているがGFSに起因するトラブルは何もありません。